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インドネシア元日本留学生協会(PERSADA)/アセアン元日本留学生協会(ASCOJA)

日本での留学を終えられた皆さん、こんにちは。
インドネシア、そしてアジアには、皆さんと同様に日本留学を体験した先輩たちが沢山おり、互いの絆を深め、様々な活動を行っています。 ここで、私たちの国内組織とASEAN地域の組織について紹介します。皆さんの参加をお待ちしています。

国内組織は「PERSADA(プルサダ)」と呼ばれ、ASEAN地域の組織は「ASCOJA(アスコジャ)」と呼ばれています。それぞれ、 「Perhimpunan Alumni Dari Jepang(インドネシア元日本留学生協会)」と「ASEAN Council of Japan Alumni(元日本留学生ASEAN評議会)」の略称です。
ASCOJAは意見交換の場として、また理事会(Board of Governors)が決定した共通プログラム(common program)の実施機関としての役割を果たしています。

PERSADA - 国内における日本のパートナー

PERSADAはボランティアの非営利組織で、ジャカルタに本部を置き、インドネシア国内にいくつかの支部があります。この組織は、国の将来を背負って立つ人材の結束をはかり、日本の皆さんとの関係を維持・強化することを目的として1963年に設立されました。カレッジや大学を卒業し、長期研修生として日本に滞在したことのある人なら誰でも会員になれます。

歴史的に見ると、インドネシアの最初の留学生が勉学の場として日本を選び、日本に渡ったのは1930年代初めのころでした。当時、日本は産業、軍事、政治のいずれにおいても勢力を誇り、1905年に欧州の大国であるロシアを破ったアジアの強国として知られていました。オランダの植民地支配から独立を勝ち取ることを強く求めていたインドネシアの知識層や実業家の中には、何としても自分たちの子供に日本で技術や経営管理を学ばせたいと考える人がいました。その結果、およそ15名の若者たちが大阪と東京に赴きました。日本語や科学を学ぶかたわら、彼らは独立のための政治活動にも積極的に参加しました。当時の日本は軍国主義者に支配されていましたが、留学生たちはインドネシアの独立を願う日本の知識層の支持を得ることができました。これらの学生は、戦前の留学生と呼ばれています。

1942年3月に日本によってオランダの植民地主義者が追放された後、日本政府は、将来のリーダーを教育・訓練し、新たな占領者である日本を支持させるために、現在のインドネシア諸島の各地から若者を送り込みました。またビルマ(現ミャンマー)、マラヤ(現在のマレーシアとシンガポールとブルネイ)、フィリピン、ベトナム、タイからも多くの若者を集めました。このグループは、南方特別留学生と呼ばれています。彼らは1944年から1945年にかけて日本に渡り、外務省が設立した「国際学友会日本語学校(International Institute of Japanese Language)」という施設で学び、東京の目黒と新宿の寮で生活しました。残念ながら、彼らは日本に着いてまもなく、充実した学生生活を送ることなく、混沌とした悲惨な状態に追いやられました。留学生の中には東京を襲ったB-29の爆撃や広島の原爆の犠牲となって亡くなった者もいます。

これら2つのグループの留学生たちの多くは、勉学を終えるとインドネシアに戻り、やがて独立運動の指導者として軍事や外交の分野で力を発揮しました。その後、彼らは外務省や国防省、商工業省、保健省の高官となり、教育分野でも活躍しました。商社や製造会社を設立した者も何人かいます。言うまでもなく、彼らは日本で学んだサムライ精神や知識に基づく文化的価値観をもっており、それらを積極的にキャリアに取り入れています。

終戦後、こうした我々の先輩たちが戦争賠償計画の枠組みの中で日本の外務省と交渉した結果、1960年から1964年にかけて1,000人以上の学生と研修生が日本に派遣されました。彼らもまた最初の1年間は「国際学友会日本語学校」で日本語を身につけ、その後、北海道から鹿児島に至る各地のカレッジや大学でそれぞれ工業技術や商業、医学、芸術を学びました。学生たちは、インドネシア建国の父であり初代大統領でもあるスカルノから、独立後間もないインドネシアを広く紹介し、日本の一般市民との友情を築き、親善大使としての役割も果たすよう励まされていました。彼らは、賠償留学生と呼ばれています。賠償留学生のほかに、私費留学生や日本の政府機関から招待された留学生もいます。当時の日本は、あらゆる分野で欧米に追いつこうという機運に満ち、誰もが朝早くから夜遅くまで働いていました。当然ながら、留学生たちは勤勉の大切さを学び、生産技術や生産管理の能力を身につけて戻ってきました。彼らはインドネシア各地の様々な国営企業、病院、銀行、ホテル、大学などに配属され、またそのおよそ2割が日系民間企業の従業員となりました。さらにこの留学生グループは、空手、柔道、少林寺拳法、合気道など日本の武道に基づく伝統的な価値観を紹介し、その普及に努めました。

日本で身につけた価値観を生かしたいという強い思いから、これら3つの留学生グループはPERSADAを設立し、具体的な計画を立案しました。 PERSADAのメンバーが一丸となってダルマ・プルサダ大学を創設し、またジャカルタ以外の地域にも様々な日本語のコースを設けました。ダルマ・プルサダ大学は元留学生全員の誇りとなり、日本人や日本政府首脳から、インドネシアと日本の友情の証となる財産、生きた記念碑として注目されました。

その後、1970年以降のインドネシアの留学生は、インドネシア政府と日本政府の奨学金による留学生と、日本の大手企業の研修生の2つに分類されます。元留学生を含めた多くの企業家が自分たちの子どもを留学させ、工業技術や経営管理を学ばせています。この間に日本の社会のあり方が大きく変化したこともあり、若い留学生は先輩たちが経験したような個人的な友情を築く状況には置かれなかったようです。人々は豊かになりましたが、多少冷たくなりました。いずれの国民も、身内の集まりや若者の集まり、スポーツ、芸術活動、登山、スキー、麻雀などを楽しむ時間的余裕を失っています。彼らはポップカルチャー、個人主義、究極の効率の追求といった環境の中で育った世代です。こうした新しいタイプの元留学生が、徐々にPERSADAのリーダーシップのバトンを引き継いでいます。

PERSADAが、インドネシアと日本の架け橋になる使命を果たすことを固く決意していることは言うまでもありません。その架け橋によって、双方が実際に必要としているものが提供されると思います。現在、インドネシアは技術と投資を必要としており、一方、日本は多くの中小企業の競争力を維持するためにインドネシアの熟練労働者などを必要としているはずです。さらに、豊富な天然資源や人材、潜在的な市場などをもつインドネシアは、依然として重要な国と考えられているに違いありません。

かつて我々両国の関係は、提供者と受益者あるいは雇用主と従業員の関係にありましたが、これからは対等な立場で協力関係を築いていくことが望まれていると思います。中国と韓国の例を見ると、両国の協力関係を通じて、元留学生がビジネスパートナーとして多くの企業の設立に貢献したことが分かります。これらの企業はやがて持続可能な繁栄を実現する源となりました。中韓両国はこれを「ゴールデン・ブリッジ(金の橋)」と呼んでいます。

インドネシアと日本の多くの中小企業がカイゼン(改善)、技能、資本などの意識をさらに高め、発展を続け、それによって現在の「木の橋」が「金の橋」に変わることを願っています。

ASCOJA - ASEAN地域における日本のパートナー

ASCOJAは、ASEAN(東南アジア諸国連合)結成10周年に当たる1977年に設立されました。ASEAN 10か国すべての国がASCOJAの会員となっています。各会員組織は独自の体制と規約をもっています。それぞれの組織は、自らの理想像を追求する上でASCOJAに依存することはありませんが、ASCOJAと協力することで目標をより効率的に達成することができます。日本の福田元首相が提唱した「心と心の触れ合い」の精神はこの組織の理念の基礎となっています。

日本政府は、ASCOJAが選考した日本留学生を受け入れ、ASCOJAの理事会を開催したり年1回の元留学生の集いを実施する上で、準政府機関のアスジャ・インターナショナル(ASJA International)をASCOJAのカウンターパート兼スポンサーに指名しました。これについて、私たちはみな、日本の外務省に深く感謝しています。

元留学生の多くが日本を第二の故国と考え、常にもう一度訪れたいと思っています。日本は今でも繁栄と質の高い生活を実現するための発想や技術の源泉となっています。日本は技術や人生哲学について、実に多くの貴重なことを教えてくれました。ASEAN地域の多くの諸国も日本が教えてくれたことを利用して、安定した経済成長に向けて強固な基盤を創出・構築できると思います。そして日本が何らかの問題に直面したときは、ASCOJAの元留学生がそれを解決する良き相談相手としてお役に立つことができると確信しています。

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