元日本留学生メールマガジン No.1 2007/3/31

帰国留学生会紹介 - introduction

あなたの国には、日本での留学経験を持つ方々がたくさんいます。

その方々は、各国で「帰国留学生会」をつくり、日本留学という同じ体験を持つ者同士として友好と連携を深めています。全世界で組織されている帰国留学生会はすでに98カ国・270団体以上に上っています。

また、「帰国留学生会」は各国における日本に対する理解の促進にも大きな役割を果しています。
是非、母国の「帰国留学生会」にコンタクトしてみてください。
各国帰国留学生会の連絡先については、次のURLを参照してください。
http://www.studyjapan.go.jp/jp/ath/ath0201j.html

日本への留学が実り多いものになられたことにお祝いを申し上げます。

皆さんに私たちの組織についてより詳しく知っていただきたく、お知らせいたします。日本で学ぶという共通の機会に恵まれた私達、元留学生は、ブラジル帰国後、州ごとに複数の帰国留学生会を結成してきました。

現在、私は「ブラジリア国費留学生同窓会(ABRAEX)」の会長を務めています。ABRAEXは、皆さんと同じように留学経験を持つ仲間の集まりです。私達は皆、日本で教養課程や専門課程を学び、修士号や博士号を取得しました。このABRAEXについて、皆さんにも知っていただきたいと思います。

この会は、私達の経験を生かして文化的・学術的な親交を深めること、文部科学省の新しい奨学金制度に関する情報の提供、文化的なイベントの開催や協賛、そして、日本への出発を控えた新しい留学生へのアドバイスの提供や情報の交換を目的としています。

皆さんも帰国されたら、ぜひABRAEXに参加してください。連絡先や詳しい情報については、次のサイトをご覧ください。
http://www.abraex.org.br

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あなたの国で日本文化を - Culture of Japan

2007年7月8日に中国で公演予定の劇団影法師によるスーパー影絵「竹取物語」

あなたの国でも、日本文化に触れる様々な機会が用意されています。是非、参加してみてください。
 

2007年の日本関連の行事については、次のURLを参照してください。
http://www.studyjapan.go.jp/jp/
eventinfo/event_info-map.html


日本大使館、総領事館ホームページでも各国で開催される行事を確認できます。次のURLからアクセスしてください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj
/link/zaigai/index.html


今年は、「日中文化・スポーツ交流年」、「日印交流年」にあたり、日本と中国、インドでは特に様々な交流イベントが予定されています。日本をよく知る皆さんの参加は、きっとこの交流をさらに実りあるものにすることでしょう。

 
日本の最新情報 - Japan What's New

帰国した留学生の皆さんが、今度、東京を訪れ、交通機関を利用する時には、「ずいぶん便利になった」と驚かれることでしょう。

ご存知のように、ICカードを読み取り機にタッチさせて改札機を通過する「タッチ&ゴー」方式は、首都圏では、2001年にJR東日本で導入され、2002年には、東京モノレールやりんかい線でも利用可能となりました。ICカードは「Suica(スイカ)」という名称で、2007年2月末までに1,900万枚が発行されています。

そして、今年、3月18日、首都圏の私鉄、地下鉄、バスで、ICカード「PASMO(パスモ)」が新規に導入されました。この2つのICカードが相互に利用できるようになったため、首都圏のほとんどの交通機関が1枚のカードで利用できるようになったのです。

処理時間0.2秒、データ通信速度212kbpsを実現し、さらに、実用化に向け様々な工夫を重ねてJR東日本が開発した優れた「非接触型ICカードチケットシステム」は、2004年にIT分野の最高峰であるWITSA(世界情報サービス産業機構)のIT賞を受賞しています。「PASMO」は、この高い信頼性と実績をもつJR東日本の技術とシステムをベースにして開発されました。

首都圏では様々な交通網が複雑に乗り入れているために、事前の運賃判定検証は、約12億3000万通りにも及びますが、これを巨大情報処理システムが支えています。

もちろん、「PASMO」は、「Suica」と同様、電子マネーとしても使用できます。現在でも、コンビニエンスストア、ショッピングセンター、カフェ、レストラン、書店など、約12,700店(2007年3月28日現在、Suica・PASMO 加盟店合計)で使用可能ですが、その数は今後大幅に増加することでしょう。

ICカードの技術は、公共交通機関、そして、ショッピングにおける高齢者や障害をもった方々のバリアフリーも実現しました。是非、また、東京においでください。そして、この便利なICカードを活用して、東京滞在を楽しんでください。

再来日したいあなたへの情報 - Information

日本で再度、勉強したい、あるいは、研究を続けたいというあなたを支援する次の制度や事業があります。是非、この制度や事業を活用してください。

<帰国外国人留学生短期研究制度>
独立行政法人 日本学生支援機構が実施する制度です。
アジア、中南米、中東、アフリカ等の国・地域から我が国に留学し、現在は自国において教育、学術研究又は行政の分野で活躍している方々を対象に、日本の大学の研究者とともに短期研究を行う機会を提供します。
詳細は下記の独立行政法人 日本学生支援機構サイトのページをご参照ください。
http://www.jasso.go.jp/exchange/follow.html

<外国人特別研究員事業>
独立行政法人 日本学術振興会が実施する制度です。
外国の若手研究者に対し、日本の大学および研究機関において、日本側受入研究者の指導のもとに共同して研究に従事する機会を提供する事業です。
外国人特別研究員(一般)事業は、日本と国交のある全ての国の外国人研究者を対象とし、同事業(欧米・短期)およびサマープログラムは、カナダ、アメリカ、及び、特定のヨーロッパ諸国の国籍を有する外国人研究者を対象としています。研究を行なう分野は問わず、その共同研究の学術的価値について審査・採用され、支援を受けることになります。
詳細は下記の独立行政法人 日本学術振興会サイトのページをご参照ください。

● JSPS Fellows Plaza
http://www.jsps.go.jp/english/e-plaza/index.html
(独立行政法人 日本学術振興会)

● 外国人特別研究員(一般)(欧米・短期)
http://www.jsps.go.jp/j-fellow/main.htm
(独立行政法人 日本学術振興会)

● サマープログラム
http://www.jsps.go.jp/j-summer/index.html
(独立行政法人 日本学術振興会)

◆ Dr. Gardias Hewawasam Mummullage Jimila Subashi

私は、スリランカのモラトゥワ大学で学んだ後、2002年に日本の国費外国人留学生制度により埼玉大学の博士課程に入りました。その後、2005年10月から日本学術振興会(JSPS)の特別研究生としての支援を受け、同大学で研究を続けています。専門は、理工学です。今年10月には帰国し、助教授としてルフナ大学で研究を続けるつもりです。

現在の特別研究生としての研究生活には満足しています。優れた教授たちとのコミュニケーションにより研究者として啓発され、整った研究施設の中で充実した研究を続けられていますから。また、JSPSの経済的な支援によって国費留学生時代よりもさらに恵まれた余裕のある研究生活を送ることができ、助かっています。
日本で研究を続けたいと願っている皆さんには、卒業後も、日本で指導を受けた教授と密接なコンタクトをとり続けること、そして、国際会議や学会などの場に積極的に参加し、沢山の研究者たちと触れ合う機会をつくることを心がけて欲しいと思います。

指導教授との絆を維持することは、単にJSPSの特別研究生制度の申請において教授の推薦が重要だということだけではなく、今後、自分の研究を深めていく上でとても大切なことなのです。また、研究者たちはあなたの研究に関する将来的な展望を開いてくれることでしょう。さらに、JSPSの特別研究員制度を体験した研究者たちは、あなたが実際にこの制度に応募するために有益なアドバイスをしてくれるはずです。様々な情報が得られるという点において、母国の帰国留学生会に参加することもお勧めします。

編集後記 - From Editor

4月を目前にして、日本各地から桜(ソメイヨシノ)の開花宣言が届いています。

暖冬だったせいか、今年は、平年より早く桜が開花する地域が多いようです。
桜といえば、「お花見」。秋の紅葉(もみじ)狩りに並ぶ日本の代表的な行楽行事です。皆さんも日本では、友人たちと「お花見」を体験されたことがあるのではないでしょうか。

今から約1300年前、712年に編纂された日本最古の歴史書「古事記」にも桜についての記述があり、759年までに詠まれた歌を収録した日本最古の歌集「万葉集」にも、桜を詠み込んだ和歌が40首ほどあります。桜は日本の代表的な花木であり、これほど日本人に愛され続けてきた花はありません。

桜の訪れとともにお送りする「メールマガジン創刊号」で、是非、皆さんの日本での様々な人々との出会いや体験を想い起こしてみてください。そして、いつの日かまた桜咲く日本においでください。