地域の人と交流してみませんか
日本での生活には、もう慣れましたか。日本人の友人はできましたか。
日本で友人を作るとなると、まずは大学内で出会った人と仲良くなるケースが多いでしょう。より広く、より深く日本の生活や文化に触れ、日本人の心を理解したいと考えるなら、あなたが住んでいる地域の人と友人になってみてはいかがでしょう。
しかし、見ず知らずの人に突然、声をかけるわけにもいきません。相手の方も驚くかもしれません。手始めに、区役所や市役所へ行ってみましょう。会話教室や交流サロン、各種レクリエーションなど、役所やその関連団体、あるいは民間ボランティア団体が行っている、日本人と在日外国人との交流を促進するためのサービスに関する情報が手に入ります。
留学生に役立ちそうな活動の一例として、東京・港区の場合をご紹介しましょう。港区には74もの大使館があり、120ヵ国以上の外国人が住んでいます。真に国際的に開かれた地域社会をめざすため、港区国際交流協会(Minato International Association)を設立して、積極的に活動しています。

日本語会話を楽しむ"Let's chat in Japanese(LJC)"

着物の着付けコーナー(みなと区民まつり)
●支援を目的とする施策例
「Let's chat in Japanese」 (LCJ)
日本語で会話をしたいという外国人と日本人ボランティアが、日本語で会話を楽しむ集まりです。毎回、季節の話題を決めて、話し合います。10月は「秋の味覚」をテーマに、大いに盛り上がりました。
[毎月第3土曜日、11:00~12:30]
日本語カンバセーションパートナー
日本語会話の上達を目指す外国人に、日本語を教える日本人会員を紹介するサービス。コーディネーターがマッチングしてくれますので、本人同士が日時を決めて会います。
[毎月第1土曜、11:00~12:00に申込受付]
日本語講座
ボランティアによる日本語講座を開催しています。
ステップ I では、挨拶から始まる基本的な会話とひらがなの読み書きを学びます。
費用は10回で約6,000円。
ステップ II では、道を聞くときや病院等で使う会話とカタカナを学びます。費用は10回で5,000円。
[毎週土曜日、9:45~11:45]
●交流を目的とする施策例
「Let's Rediscover Japan」(LRJ)
英語による「日本再発見」の会。帰国後、日本文化を紹介できるよう、学んでもらうのが目的です。質疑応答も英語です。琴や三味線、尺八などの生演奏が聴けることもあります。終了後の懇親会も、新しい友人を作るチャンスです。
[毎月第3土曜日、13:30~15:30]
交流サロン
国際交流の視点から、視野を広げたり、新しい友達を作ったりする場。「風呂敷(ふろしき)」の使い方を学べることもあります。予約は不要。参加費無料ですが、200円程度のお菓子を持ち寄るのが条件。毎回、和気あいあい、楽しく行われています。
[隔月第3金曜日、18:30~20:30]
その他、各国大使館によるプレゼンテーションが行われる「国別紹介デー」、日頃考えていることを話し合える「ユース意見交換会」、バスで富士山などの有名な場所を訪れる「バスハイク」などがあります。
また、この10月11・12の両日に開催されたみなと区民まつり(Minato Citizens' Festival)の際には、同協会のブースが設けられ、日本の伝統的衣装である「着物」の体験サービスが行われました。
これらの行事は、「かわらばん」という港区国際交流協会のリーフレットや、同協会のホームページなどで開催を告知しています。また、どれも参加する留学生の負担にならないよう、費用は無料または減額となります。
大学以外に友人や知人がいると、多くのタイプの日本人と触れ合うことができるだけでなく、大地震などの災害時や日常生活の中でのトラブルの際、助け合ったり、相談ができたりするため、心強くなります。
まずは、住んでいる区や市の役所および国際交流協会のホームページや事務局にアクセスしてみてはいかがでしょう。
また、皆さんたち留学生のためのホームページ"Study in Japan Comrehensive Guide"では、全国各地で開催されている日本語教室、外国人相談、交流イベント等の案内を掲載しています。ぜひご利用ください。
URL: http://www.studyjapan.go.jp/jp/inj/inj01j.html
アンバー カーンさん 米国テキサス州ヒューストン出身 18歳
米国テンプル大学日本キャンパス1年生 専攻(経営学・国際関係学)
テンプル大学日本キャンパスは、港区と連携事業に関する協定を結んでいます。そのため、いろいろな事業を通じ、地域の方々と交流する機会があります。先日の「みなと区民まつり」では増上寺高摂殿(こうしょうでん)大広間の天井に奉納されている120枚の日本画の説明をする仕事を担当しました。たくさんの日本人見学者に日本語で説明するのですから大変でしたが、何とかやり遂げました。
お祭りで楽しかったことは、生まれて初めて着物を着たことです。今年、港区国際交流協会の新年会で知り合ったご婦人にすすめられ、協会のブースの中で着付けをしてもらいました。この協会主催のバスハイクで富士山に行けたのもよい体験でした。日本のいろいろな所に行ってみたいけれど、なかなか一人では行く機会をつくれません。
私が一番好きなのは港区の小学生たちとの交流です。放課後、英会話を教えたり、ゲームを一緒にしたりします。子供たちとの交流は、いつも心が癒され元気になります。
地域のイベントを通じ、思いがけない友達ができることもあります。昨年8月来日したばかりのころ、「麻布十番納涼祭り」を見に行って、そこで日本人の若い女性と友達になりました。それから友達の輪がどんどん広がり、皆で筑波山にハイキングに行ったりしました。
留学生が住んでいるそれぞれの地域では、参加してみたらきっと楽しいイベントがたくさん開かれていると思います。留学生たちにもっとこのようなイベントを積極的に伝えてほしいと思います。
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