|
「JAPAN TENT」は、日本で学ぶ留学生や研修生を石川県に招き、県全域を大きな交流の場「TENT」として、県民との交流を行うイベントです。毎年夏、1週間程度の日程で開催され、今年でちょうど20回の節目を迎えました。過去開催されたJAPAN TENTに参加した留学生は147の国、地域から6,800人以上にのぼります。
石川県は、日本列島の日本海側のほぼ中央に位置する自然に恵まれた県です。県庁所在地である金沢は、城下町の町割りと現代的な街並みが調和し、豊かな自然や古くからの伝統文化が、今も色濃く残る街です。能、邦楽、茶道、華道といった芸能や芸術が今も受け継がれ、優雅で華やかな雰囲気が味わえる街でもあります。
7月28日、80の国と地域から来日している約350名の留学生たちが金沢に入り、一堂に会しました。歓迎式典では、開催委員会会長で、金沢経済同友会代表幹事の飛田秀一北國新聞社社長が「ふるさと愛」をテーマにスピーチし、「ふるさと愛は難しくとらえる必要はない。ほかの土地の人と交流してふるさとの素晴らしさに気付き、語り合ってほしい」と呼び掛けました。そして、参加者がそれぞれ「お国自慢」をし合うことが、ふるさと愛を深め、祖国愛や人類愛となり、ひいては世界平和につながると期待を込めました。

よろいかぶとをつけ、日本の武士を体験

石川に伝承されてきた「金箔(きんぱく)工芸」に挑戦
この後、留学生たちは、石川県内のホストファミリーの家庭を訪れ、日本人の暮らしを肌で体験しました。初日夜の花火大会で、ホストファミリーに用意してもらった浴衣(ゆかた)を着て、日本の打ち上げ花火を楽しんだ留学生もいました。
「金沢職人大学校」のプログラムでは、この地に継承されてきた金箔工芸や手毬づくりの手工芸、和菓子づくりなど、伝統工芸を体験しました。また、いけ花、禅寺での座禅、琵琶、琴、尺八などの邦楽器の演奏など、留学生たちにとって日本で一度は体験してみたかったことが実現したプログラムでした。
特別講演「Enjoy Nippon! 日本を楽しむ」では、落語家の桂文珍氏が、落語の世界や日本語の奥深さや勘違いも笑いに変えて楽しむ心などを巧みな話芸で紹介し、「ウエルカム石川茶会」では、留学生たちは由緒ある茶室に入り、美術工芸の粋を集めた茶道具の数々でお茶を頂きました。
県内16の市町のホストファミリーの元に分かれた留学生たちは、各地で郷土料理づくり、紙すき、折り紙、書道などを体験し、また、ぶどう狩りやサイクリングなどを通じて地元の人々との交流を楽しみました。
金沢に戻ってきた留学生たちと学生ボランティアたちは、「留学生国際シンポジウム」で、今回のJAPAN TENTを振り返り、最後に、ホストファミリーやその他のボランティアの方々を含め、会場に集まった参加者全員で、「ふるさと愛」をテーマとした交流を総括する「ジャパンテント・アピール2007」を採択しました。
同日夜、金沢城内のライトアップされた広場には、世界14カ国20種の料理屋台が並び、留学生たちと市民たちとの楽しい交流の場となりました。ステージでは留学生たちのパフォーマンスや参加者全員が一体となって踊る「総踊り」などが続き、皆のエネルギーは最高潮に高まりました。

「ジャパンテント・アピール2007」を採択した 留学生国際シンポジウム
最終日8月4日、「さよならセレモニー」で、留学生たちは、お世話になったホストファミリーを前に、「石川のお父さん、お母さん、ありがとう」、「日本で一番大切な思い出になりました」など様々な感謝の言葉を述べていました。
来年5月上旬には、全国の大学に2008年の「JAPAN TENT」の参加募集ポスターと参加申込書が送付されます。皆さんも参加してみてはいかがですか。
JAPAN TENTの詳細については、次のサイトにアクセスしてください。
ジャパンテント公式サイト
http://www.japantent.com/
NPO法人ジャパンテント・ネットワーク公式サイト
http://www.japantent.com/npo/
また、その他、日本各地で開催される交流イベントについては、日本留学総合ガイド(Study in Japan Comprehensive Guide)の次のページから探すことができます。
http://www.studyjapan.go.jp/jp/inj/inj01j.html
写真提供 北國新聞社
|