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第12回:NIENHUIS, Simon Herman Mizuo(ニーンハウス シモン ヘルマン ミズオ)
オランダ ハーグ 出身
ライデン大学在学。2007年10月「短期留学推進制度」により来日。福岡県にある九州大学(国立大学法人)のJLCC(Japanese Language and Culture Course)という日本語・日本文化研修コースを1年間受講し、2008年9月帰国予定。
何故、日本への留学を希望しましたか。
私は、オランダのライデン大学で日本語と日本文化を学んでいます。
日本留学は、日本語能力を向上させ、日本文化の理解を深めるために不可欠な体験だと考え、希望しました。
何故、日本語や日本文化に関心を持ちましたか。
私は、日本人の母とオランダ人の父との間に生まれました。母は千葉県の生まれで、今、東京に親戚が住んでいます。これまで、何度も日本を訪問していますが、そのときに、親戚ともっと日本語で話をしたいと考えたのが日本語を学ぶようになった理由です。また、小さいころから、日本は住みやすい国で、また、優れた技術を持つとても近代的な国だという印象を持っていました。そのため、ずっと日本の文化や歴史に関心をもっていました。

なお、今、オランダでは日本語や日本文化への関心がとても高く、ライデン大学の日本語、日本文化のコースは、私の前の学年では定員が20名でしたが、私の学年では、100名、1つ下の学年では150名の定員になっています。これは、日本の漫画やアニメーションの影響が大きいと思います。
どのような手続きを経て、日本へ留学しましたか。
昨年1月、ライデン大学の「日本語・日本文化コース」の学生が20名、日本への留学を希望し、その後、面接などを経て4名が選ばれました。私は「短期留学推進制度」の留学生として、残りの3名は、「国費外国人留学制度」の日本語・日本文化研修留学生として日本に留学することが決まりました。
「短期留学推進制度」については、日本留学のための奨学金制度について調べている際に、先生が教えてくれました。私もいくつかの書類は提出しましたが、ほとんどの手続きはその先生がやって下さいました。
何故、留学先として九州大学を選びましたか。九州大学ではどのような学習プログラムを受講していますか。
先生が九州大学を薦めてくれました。今になって思うと、現在、受講しているプログラムが私の日本語能力を伸ばす上で最適であると先生が判断されたのだと思います。

九州大学では、JLCC(Japanese Language and Culture Course)という日本語・日本文化研修コースで学んでいます。このプログラムの定員は20名です。このコースでは日本語と日本文化を日本語で学びますが、日本語検定1級レベルの日本語能力を持っていることが、参加基準となっています。月曜から金曜日まで、毎日1時間半の授業が2コマ程度ですが、宿題も多く、授業についていくのはなかなか大変でした。

その他に、日本文化を英語で学ぶJTW(A Short-term Academic Program for International Students)いうプログラムの一部も受講しています。また、日本人学生に交じって日本語でうける法学部の授業も1つ受けています。日本の学生と一緒に受ける授業は、最初はかなり難しかったですが、やがて7割から8割程度、理解できるようになりました。とても勉強になり、JLCCのプログラムの中にこのような日本の学生と一緒に受講する内容がもっと多くあってもよいと思いました。
福岡での生活はいかがですか。どのような機会に日本人と交流していますか。
福岡の人は、外国人に対してオープンで、明るくやさしく対応してくれます。東京ほど大きくはありませんが、都会で、かつ、海と山がすぐそばにあるという自然に恵まれた土地です。そのためストレスが少なく、東京より住みやすく、留学生が勉強するのに向いている土地だと思います。

私のお世話をするために大学でつけてくれた一人の学生(チューター)のおかげで、私は生活の面でも何の不便も感じることがありませんでした。一年間彼と一緒に過ごして、本当によい友達になることができました。

また、私は、大学でロックのサークルに入りました。私は、バンドでギターを担当し、キャンパスや街のライブハウスで演奏もしました。サークルは私にとって日本の社会に入っていく初めての機会だったと思います。サークル以外では、私は外国人留学生という特別な扱いを受けがちですが、サークルの中では私はメンバーの一人です。最初は、この地域の方言である「博多弁」についていくのも大変でした。また、私には、留学生としての生活もあり、チューターとの付き合いも大切にしたかったので、サークルの仲間と一緒にお酒を飲みに行くといった密接な交流はできませんでした。しかし、サークル活動は、日本の生の社会に直接触れることのできたよい体験だったと思います。
将来の夢、目標は。
来年、ライデン大学にもどり、卒業したら、今度は九州大学の法学部国際法専攻で国費研究留学生として、学びたいと考え、現在準備を進めています。
その後は、博士課程を経て研究者になるか、あるいは、教育に関心があるのでユネスコのような国際機関で働くことを現在は考えています。
母国の後輩へのメッセージ
日本語や日本文化を学ぶ大学の後輩たちにとって、日本留学は不可欠だと思います。また、世界中のいろいろな国から来ている留学生たちとの交流は、国際的な意識を育んでくれるよい機会です。ぜひ、日本への留学を薦めます。


掲載日:2008年9月19日


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