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アジア人財資金構想インタビュー
自動車産業スーパーエンジニア養成プログラム

「自動車産業スーパーエンジニア養成プログラム」は、中部生産性本部、名古屋工業大学が、トヨタ自動車をはじめとする中京地域の自動車関連企業35社及び日本自動車部品工業会と共同で実施するプログラムです。このプログラムは、将来、母国に立地する自動車生産拠点の幹部として活躍できる人材、さらに、世界規模で事業を展開する自動車産業の中枢を担える人材を育成することを目的としています。
プログラムを受講するのは毎年10名程度。プログラムは昨年スタートしました。応募者の中から選ばれた学生は、この教育プログラムを2年間にわたり受講します。すでに2008年度までの参加者が選ばれており、これから募集するのは、2009年度の参加者です。参加者は名古屋工業大学と連携しているアジアの各大学を通じて募集する予定です。事業の詳細は同大学のホームページ(http://www.nitech.ac.jp/)をご覧ください。

名古屋工業大学大学院工学研究科教授 仁科 健氏

産学連携による専門分野での教育プログラム

仁科 健氏
名古屋工業大学
大学院工学研究科教授
仁科 健氏

専門教育プログラムは、産学連携で整備する留学生のための特別プログラムであり、次の3点を実現することを目的としています。

● 自動車と自動車産業に関する幅広くかつ深い理解
● 経営的な素養の涵養(かんよう)
● 現場感覚に裏づけられた実践能力

名古屋工業大学は、自動車産業が集中する中京地域に位置しているため、研究室の多くが自動車関連企業と連携して各分野の研究を進めています。さらに、このプログラムを推進するため、新たに、「国際自動車工学教育研究センター」を設置し、多くの企業と連携しながら、留学生のための関連科目を整備しています。教育プログラムの内容は、各種の新技術から世界戦略まで幅広く学ぶ「自動車工学概論」と専攻分野に関するテーマを深く学ぶ「自動車工学各論」です。

本大学大学院の産業戦略工学専攻は、MOT(Management of technology)を専門とする国立大学初の独立専攻です。文系のビジネススクールをMBAとするならば、MOTは工学版ビジネススクールと言えます。この産業戦略工学専攻と社会工学専攻(マネジメント分野)で開設しているMOT関連の授業科目を活用したカリキュラムを受講することで、留学生は優れたマネジメント感覚を身につけます。

日本の自動車産業の強さの秘密はその生産工程にあるとされます。本プログラムでは、留学生が将来母国の生産拠点の幹部として現場の管理・改善にリーダーシップを発揮できるよう体験型学習の場を提供します。トヨタ自動車をはじめとする世界有数の企業を生み出しているこの中京地域に受け継がれてきた「ものづくりの精神」に触れ、改善の指導をしている現場等を直接体験できることは、このプログラムの大きな魅力と言えます。

本大学は、経済産業者の産学連携製造中核人材育成事業として、2年間にわたり生産現場を教室とする「工場長養成塾」というカリキュラムの開発を行いました。このカリキュラムが、今回の留学生を対象にしたプログラムに有効に活かされます。なお、この現場研修では、留学生と同じ研究室の日本の学生が、ティーチングアシスタントとして留学生をサポートします。

これらのカリキュラムに加え、学生と企業双方にとって満足度が高いインターンシップを実現するため、自動車関連産業に精通した専門のコーディネーターを配置し、きめ細かな支援を行います。また、留学生の就職支援についても、大学内で留学生向け就職支援講座を開設するほか、コーディネーターによる個別のキャリアカウンセリングを行う予定です。

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