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~日本留学OB・OGの輪を広げよう~ 外務省による「集い」について
かつて日本で学んだ元留学生は、日本での留学経験を活かして、社会の様々な分野で活躍しています。外務省では、元留学生に日本と諸外国との架け橋となっていただくために、元留学生に対し様々な支援を行っています。そのひとつの事業が「集い」です。「集い」は、日本留学のOB・OGで母国社会で活躍している方々を日本に一週間程度お招きし、有識者や外務省関係者との意見交換、日本の最新事情の視察等をしていただく招聘事業です。このプログラムにより、元日本留学生相互の親睦が深まり、各国の帰国留学生会活動も促進されています。
例えば、「集い」での交流がきっかけとなり、東南アジアにおいては1977年に、アセアン元日本留学生評議会(ASCOJA:ASEAN Council of JAPAN Alumni)が設立されました。ASCOJAは、現在9カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム:アルファベット順)が加盟しているアセアンの元日本留学生の連携組織で、アセアン10カ国の加盟を目指して、残りラオスが加盟準備を進めているところです。このように、東南アジアでは、「集い」を通じて、帰国留学生会のネットワーク拡大がASCOJAにより成功し、帰国留学生会相互の連携と日本留学を通じた友好が深まり、交流活動が活発になっています。
また同様に、平成17年3月に南西アジアの地域横断組織、南アジア元日本留学者連合会(SAFJUA:South Asian Federation of Japanese Universities Alumni)が活動を開始しましたが、SAFJUAの設立も「集い」がきっかけでした。
今後、ますます活動の幅を広げてくれると期待しています。
集いは毎年2回、主にアジアを対象に実施しています。最も古いのは「東南アジア元留学者の集い」で、 昭和49年(1974年)故福田首相がASEAN諸国を歴訪した際に提唱されました。その後、平成元年(1989年)からは中国を、平成13年からは南西アジア、平成16年から中東、平成17年からは中央アジア・モンゴルと、対象地域を拡大しています。このプログラムに参加した元留学生の総数は平成18年度末までに2000名以上となりました。
殆どの「集い」参加者は、各国の「帰国留学生会」で活躍されている日本留学OB・OGです。 各国の帰国留学生会の情報については次のページで見ることができます。
「世界の帰国留学生会リスト」
http://www.studyjapan.go.jp/jp/ath/ath0201j.html
【集いの対象国及び開始時期】
・東南アジア(ASEAN10カ国)
開始時期:昭和49年度
・中国
開始時期:平成元年度
・南西アジア(バングラディッシュ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカ)
開始時期:平成13年度
・中東(エジプト、イラン、ヨルダン、オマーン、サウジアラビア、シリア、トルコ)
開始時期:平成16年度
・中央アジア(ウズベキスタン)
開始時期:平成17年度
・モンゴル
開始時期:平成17年度
<Reports>
「第3回南西アジア元日本留学者の集い」(平成15年7月13日~7月19日)には、南西アジアの5カ国から、大学教授や弁護士など社会の第一線で活躍する元留学生16名を招待しました。帰国留学生会活動報告会ではインド(MOSAI)、スリランカ(JAGAAS)、ネパール(JUSAN)、パキスタン(MAAP)、バングラデシュ(JUAAB)のそれぞれの帰国留学生会が、自分たちの活動の紹介をしました。また、拓殖大学で実施されたシンポジウム『21世紀における日本と南西アジアの関わり方~元留学者を通して見えるもの~』では、岐阜女子大学教授のペマ・ギャルポ氏を基調講演者に迎え、「集い」参加者がそれぞれの得意分野で日本語を上手に操りながら南西アジアの魅力や日本と母国との関係について話をしてくれました。シンポジウムには学生や一般市民など100名程度が参加し、南西アジアという地域への関心の高さが伺われました。
「平成15年度中国・韓国元日本留学者の集い」(平成15年10月26日~11月1日)には、中国と韓国から各15名ずつ、計30名の元留学生が参加しました。それぞれの帰国留学生が所属している帰国留学生会の活動報告会や外務省講演会、都内産業施設の視察の他、10月28日(火)には、虎ノ門パストラルにおいて『日本企業における留学生の果たす役割』をテーマとしたシンポジウムを行いました。このシンポジウムには基調講演者として、東京工業大学廣瀬幸夫教授、パネリストにはSONY株式会社人事センターリソースマネジメント部統括部長である中田研一郎氏、NTTドコモマルチメディア研究所から張志鵬氏、この他集い参加者の代表2名が迎えられました。土砂降りの雨の中、会場には都内の現役留学生、日本で就職した中国や韓国からの元留学生、省庁関係者、留学生受入企業、プレス関係者など120名以上の参加者が詰めかけました。シンポジウムでは廣瀬教授により留学生の日本企業への就職をめぐる現状報告が行われた他、パネリストがそれぞれの立場から留学生の日本企業就職について考えを述べました。会場からは多くの質問が出て大変活発な議論がなされ、シンポジウム閉会後もパネリストへの質問をしようとする熱心な留学生の姿が見られました。 |


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