II.APEBEMO設立の経緯
1986年7月に協会の設立構想が生まれ、元文部省奨学金留学生 の一部がペルー文部省帰国留学生協会の設立について検討しましたが、実際にAPEBEMO設立の運びとなったのは1996年2月のことでした。
その設立プロジェクトの推進者のひとりが、ペルー国立科学技術委員会(CONCYTEC)会長のPedro Villena Hidalgo氏でした。同氏はペルーの元文部省奨学金留学生を会員とする各協会のネットワーク化と技術・科学開発プロジェクトの実施を計画していましたが、残念ながら設立の年に航空機事故で急逝されました。
1996年6月11日、第1回運営委員会の開会が宣言され、同日APEBEMO初の会員名簿が配られました。この名簿には、1960年(文部省が初めてペルー人に奨学金を提供した年)から1995年までの文部省奨学金留学生に関する情報が記載されていました。データの収集には苦労しましたが、リマ市の在ペルー日本大使館の支援や、熱心な元留学生の方々の尽力により、作業を終えることができました。
1998年の初めにAPEBEMOはペルー日系人協会(Peruvian Japanese Association)のサーバを使ってホームページを立ち上げました。3年後には、ホームページをリニューアルし、新しいアドレス(http://www.apebemo.org)を取得しました。統計データによると、これまでのところホームページの閲覧者は年間12,000人を上回っており、80ヵ国を超える世界の国々からアクセスがあります。ホームページはスペイン語版と英語版で提供していますので、ペルー人だけでなく、ラテンアメリカ諸国すべてと世界各地の人々が継続的に閲覧しています。
設立当初から現在に至るまで、APEBEMOは会員の自主的な取り組みと交流を通じてさまざまな活動を進めてきました。こうして日本で培った経験や知識を共有することによって、ペルーの発展に貢献するとともに、ペルー・日本間の連携と相互理解を深めたいと考えています。