留学生インタビュー

何故、日本への留学を希望しましたか

私は、高麗大学の国際語文学部で日本語と日本文学を専攻しています。大学で学んでいるうちに日本の大学に留学したい、と思うようになりました。私の学部では、「1+7」制度といって在学する8学期のうち、1学期間は海外の大学に留学することになっています。私は、勿論、日本への留学を選択しました。

何故、日本語や日本文化に関心を持ちましたか

韓国では、高校に入ると英語のほかに第2外国語を選択することになっています。私は日本語を選択しました。その頃は韓国でちょうど日本文化の開放が行われ、皆が日本文化に接することができるようになった時期であり、日本語や日本文化に人気が集まっていました。私も自然に日本に関心を持つようになりました。 また、高校1年生の時、短期研修プログラムで、東京、大阪、京都を訪れる機会がありました。ホームステイも体験し、日本の高校生と交流する機会もあり、とても楽しく、日本が好きになりました。その時は、日本語はあまり話せなかったので、もっと日本語を勉強したいと思いました。

どのような手続きを経て、日本へ留学しましたか

大学2年生の8月に留学希望者の募集が始まり、私は早稲田大学への留学を希望しました。 私の高校時代の親友が、早稲田大学の教育学部で学んでおり、その友人から、早稲田大学はいろいろな人がいて楽しい大学だということを聞いていたからです。 その後、研究計画の提出や面接試験などがあり、10月に大学の選考が終了しました。早稲田大学からの受け入れの了解は11月に来ました。そして、3月末に来日しました。 留学にあたり、大変だったのは、事前に日本語能力試験1級を取ることでした。それが留学の条件だったからです。初めはなかなか勉強の意欲が湧きませんでした。そんな私を見て、母が私を九州の福岡と長崎に2泊3日で連れて行ってくれました。その旅行はとても楽しく、日本がさらに好きになりました。何より、自分の日本語が通じることが嬉しく、その後の勉強の励みになり、1年生の時に1級を取ることができました。

早稲田大学では、どのように学んでいますか

私は、日本の学生と一緒に年間12科目程度を履修しています。主に、「文学概論」、「現代文学」といった文学部の科目ですが、他学部聴講制度によって、政治経済学部の「アジア経済史」「金融論」といった授業も受講しています。また、「文学演習」では、30人くらいの少人数で「漢字」をテーマにして勉強しています。 授業は日本語ですが、70~80%程度は理解できます。しかし、先日、日本の学生と一緒に前期試験を受け、レポートも提出しましたが、初めてということもあり、なかなか大変でした。 先生方は大変親切で、質問をすると先生の研究室で丁寧に説明して下さることもありました。日本の学生は、勉強以外にいろいろな活動ができ、のびのびと学生生活を送っているように感じ、うらやましく感じます。大学の成績の評価が、韓国では相対評価であり日本の大学が絶対評価であるせいかもしれません。相対評価ですと、どうしても学生同士が競争相手になってしまうからです。また、韓国では、ボランティア活動が必須で、それに時間をとられてしまいます。

日本人とどのように交流していますか

私は、大学の英語サークルに入っています。話すことによって友達もできますし、日本にいる間に英語力も維持したいと考えたからです。サークルの仲間とは、英語で語り合ったり、合宿したりといった楽しい交流をしています。 また、大学が提供してくれるホームビジットのプログラムにも参加しました。日曜日に日本の家庭で、ご夫婦と一緒に食事をしながら話をしたり、散歩したり、茶道を体験したり、といった楽しい体験をすることができました。

東京での生活はいかがですか。困ったことはありませんか

私は、学校のすぐ近くにある大学寮に入っています。最初は、料理、掃除、洗濯といったことをすべて自分でやらなくてはいけないのが辛く、また、寂しくなることもありました。でも、しだいに慣れ、今では、寮の友達と一緒に料理をしたり、遊んだりして、楽しく過ごしています。寮には、いろいろな国から来ている外国人留学生がたくさんいます。それに、寮生のお世話をしてくれる大学院生がいて困ったときには相談に乗ってくれます。部屋のインターネットがうまくつながらなかった時もこの大学院生が助けてくれました。東京での暮らしで困ったことはありません。日本の生活についてインターネットで事前によく調べておいたこと、また、すでに同じ大学で2年間を過ごしている韓国人の親友が何でも相談にのってくれているためです。

将来の夢、目標は何ですか

帰国後、卒業したら、日本と貿易している商社のような職場で仕事をしたいと考えています。帰国したら、就職活動を始める予定です。

日本留学を目指す後輩たちへのアドバイスをお願いします

米国留学の経験を持ち、今、交換留学生として日本の大学院で研究している先輩が、「日本は留学するには最高の国だ」と言っていました。生活面も安全ですし、韓国と同じアジアの国ですので欧米と違って、ストレスになるようなカルチャーショックがないというのが理由です。私も楽しく留学生活を送っていますので、後輩に日本への留学を薦めます。 なお、留学する前に、大学でどのような授業を受講し、どのような交流プログラムに参加し、日本のどこに行きたいか、といったことをよく計画して来日した方がよいと思います。そうすることで、より充実した留学生活が送れると思います。

掲載日:2008年9月19日